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2020/04/28 17:10

人類の歩みと共にある皮革の歴史①

さて、皮革の歴史について触れていきたいと思います。
今回は第一回ということで、人類がどのように皮革と出会い、歩んできたのか?何万年も遡って考えていきたいと思います。

・人類の肉食化と脳の関係
 我々の直接の先祖であるホモ・サピエンスの登場はおそらく、20〜16万年前。エチオピアでは250万年前の動物の化石から、石器で肉を剥ぎ取ったと思われる痕跡が見つかり、これが人類最古の肉食の証拠と言われている。
 肉食により高カロリーを摂取できるようになった人類の脳は、飛躍的に大型化した。
 そして、皮を日常的に利用し始めたのは、約7〜10万年前頃。狩猟の対象になった大型動物は、マンモス、サイ、シカ、ライオン、ヒョウ、トナカイ、ヘラジカ、野牛、馬など。その証拠にヨーロッパの洞窟に動物たちの壁画が残されている。

・氷河期と毛皮
 
脳の大型化により知恵を手に入れた人類は、動物の骨や皮を何かに利用できないか考えたはず。
 最初は住居の床に敷いたり、掛けたりして防寒用に使った。そして、身に纏うという知恵が生まれてきます。この頃の地球は氷河期で、毛皮は重宝される防寒具だったことでしょう。

・皮と衣服
 毛皮を羽織る、身体に巻きつけるだけでも防寒的には充分意味深いが、動きにくさは否定できない。そこで体に合わせた形に仕立てたいと考えたはずです。
 中国では動物の骨に穴を開けた骨針が見つかっています。糸はおそらく動物の腱を利用したのだろう。遥か昔から人類はシニュー糸の原型を使っていたということだ。

これらを経て、人類の生活は狩猟から、農耕と家畜の生活に変わっていきます。
この続きは、次回の配信でまとめていきたいと考えております。

北海道のみに生息する、エゾシカ革の名刺入れ

皮革の歴史について触れましたが、人類が名刺入れを使うようになったのは、人類の長い歴史から見ればごく最近のことでしょう。
しかし、鹿革は古くから使われてきた素材です。今回は鹿革の中でも稀少な「エゾシカ革」を使った革製品をご紹介いたします。



野生を生き抜いてきた生命力を感じる表情




シンプルで使いやすい内装



適度な柔軟さと張りのある野生ならではの質感


■商品説明

稀少なエゾシカ革を使用し、名刺入れに仕上げました。

使用する革の部位により、模様が異なる為、1点物となります。


毎日のように手に取り、触れるモノだからこそ、味わいのある素材・色味のエゾシカ革を使用しました。


日々、手が触れていく中で、あなただけのエイジングを楽しむことができ、末長くご愛用いただける商品となっております。


商品には、GoogleMAPに対応した、トレーサビリティカードを添付しております。

商品に使用されたエゾシカの捕獲場所、性別、年齢などの情報を確認することができます。


使われている革が初めから革としてあったのではなく、辿っていけば自然の恩恵があり、命の尊さがあるという、当たり前のことを少しでも身近に感じていただければと願っております。


■素材

EZO LEATHER WORKS社製 エゾシカ革 Red


北海道池田町という十勝平野の東寄りに位置する町で、エゾシカの狩猟者として、有害鳥獣駆除員として、命をいただくものとして、年間約100頭を狩猟している。肉・皮・角など、生き物の命を決して無駄にすることなく、人々の生活を豊にしていきことを生業としている。

「皮」から「革」へ、そして生命と向き合って活動を行う企業。


■色

画像の通りとなり、1点物の商品です。

商品には、野生獣皮ならではの傷やシワなどがあります。

山を生き抜いてきた証として、その特徴も愛していただければ幸甚です。


■仕様

収納:メインポケット(マチあり)、サブポケット×2

サイズ:約W105、H75、D15mm

重量:約37.5g


■付属品

名刺入れ本体

トレーサビリティカード

取扱説明書










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